南関そうめんの歴史は、250年とも300年とも言われ、一説によると、中国で修行した小豆島のそうめん作りの職人が、旅の途中この地に立ち寄ったところ、大変親切にもてなされ、上質の小麦粉や食用油がこので産出され、気候風土もそうめん作りに適していたため、その製法を伝えたと言われています。
このそうめんは、茹でても伸びないほどのコシの強さと、シコシコした歯ざわりが特徴です。江戸時代には、当時の肥後藩主が参勤交代の際に、肥後の土産として必ずこのそうめんを将軍家に献上されていたといいます。
現在製造されているものは、曲げそうめんと呼ばれており、江戸後期にそうめんの束ね枠が考案されてからは主流となっています。
南関そうめん作りの最盛期、明治中期には200を超える製麺所があり、すだれのように長く延ばしたそうめん干しの光景が数多く見られたそうです。現在でも、町内で10軒の製麺所が、昔と変わらぬ伝統の味と製法を守り続けています。
詩人北原白秋は、母の里である南関町で生を受け、幼い頃に過ごすことの多かったこの地を数多く詩に詠んでいます。南関そうめんも好んだとされています。
『 掛けなめて 玉名乙女が こきのばす
翁そうめんは 長き白糸 』
100年フードに認定
南関そうめん(南関町関素麺製造業組合)が地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を文化庁が認定する「100年フード」の”伝統の100年フード~江戸時代から続く郷土の料理~”に令和6年度に認定されました。
※100年フードとは・・・
我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれた食文化を継承していくことを目指す取組として、令和3年度より始まり、令和6年度は50件が認定されました。
■100年フード公式ウェブサイト
https://foodculture2021.go.jp/hyakunenfood/jirei/list_kumamoto.html
ふるさとなんかん応援寄附金でも取り扱っています。
南関町を代表する「南関そうめん」については、ふるさと寄附金のお礼の品としても取り扱いをしております。
この機会にぜひご賞味ください。詳しくは下記をご覧ください。
ふるさと納税特設サイト https://furusato-nankan.jp/
問い合わせ先
- 綾田製麺所
電話:0968-53-2290
ホームページ:http://ayataseimen.com/
- 片山製麺所
電話:0968-53-0829 - まつお製麺所
電話:0968-53-3771
ホームページ:http://matsuoseimen.com/ - 雪の糸素麺 猿渡製麺所
電話:0968-53-2106 - 竹製麺所
電話:0968-53-0107 - 田中製麺所
電話:0968-53-0668 - 奈良原製麺所
電話:0968-53-0551 - 松尾製麺所
電話:0968-53-0519 - 坂口製麺所
電話:0968-53-1518
ホームページ:https://nankansoumen.net - 猿渡製麺所(坂下作業所)
電話:0968-82-8660
ホームページ:https://saruwatari-seimen.com