肥猪区佛照寺本堂の向かって左側軒下に掛けられています。高さ100cm、底部直径59cmで銅製です。元和3年(1617)江戸時代初期の作品であり、同年製の関町区の悟真寺の半鐘と共に、町内で最も古いものです。作者は、和田信濃椽国次(わだしなののじょうくにつぐ)で、京都三条の鋳物師として名を馳せた人物です。
製作年、その他由来が明記されているこの梵鐘は、中世から近世への梵鐘の変遷をたどるうえで、きわめて重要な文化財です。
■所在地
南関町大字肥猪2460番地
指定年月日/指定数
平成5年11月22日/1口