町長室から　南関高校存続は、全町民で取り組みを

14代　南関町長　上田数吉　（現在2期目）

　今年の梅雨は、例年より雨量が少なく、田植えなど農作業に大きな影響を与えています。
このような年には、梅雨期の後半に集中豪雨が発生し、大きな災害が起こることがあります。
くれぐれも災害への備えを万全にしておきましょう。

　県立高校の再編問題で、
高校の廃止や統合が予定されている市町村で組織する「熊本県高校再編関係市町村長連絡協議会」では、
6月9日に県民集会を行い、熊本市内で高校存続のアピールを行いました。南関町からも約60人が参加し、新市街から上通りまでパレードしました。

　約80年の歴史のある南関高校には、多くの卒業生がいます。
その中のお一人に、アメリカのアイダホ大学で日本語を教えている福岡幸子さん（関東出身）もいます。

先日、所用でお帰りになった福岡さんとお話する機会がありました。
福岡さんは、「今日の私があるのは、ふるさと南関町と南関高校のお陰です。南関高校の統合は、なんとしても避けたいものです」と話され、
南関高校に国際科を設けることや南関町とアイダホ州でホームスティなど行えないかと提案されました。
その後、アイダホにお帰りになった福岡さんから2回にわたりメールで提案を送られています。

福岡さんの南関高校を存続させる熱い思いに心打たれました。
福岡さんだけでなく、町民の皆さんも同じ思いのことでしょう。南関高校を存続させるため全町民で取り組みましょう。