【町長室】あけましておめでとうございます

　新年、あけましておめでとうございます。町民の皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から町政へのご支援、ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。

　さて、昨年を振りかえりますと、八月の衆議院総選挙において、自民党が敗北し、民主党を中心とする政権が誕生しました。この政権交代は、「事業仕分け」に見られるようにこれまでの政治システムを大きく変革するものでした。しかしながら、日本経済が低迷する中にあって、いかにして景気を回復し、国民の生活を守っていくかという大きな課題も抱えています。さらに、新型インフルエンザが全世界に大流行し、国内の感染者も一千万人を超えるという事態となりました。

　一方、町内では、昨年四月に雇用促進住宅を購入し、定住促進住宅として整備しました。入居者も購入時より三十六世帯増え、町人口を増やすという一定の成果をあげています。さらに、行政改革の一環として進めた統合保育園は、整地作業も終了したところです。
　しかし、坂下地区の公共関与型の産業廃棄物処理場の建設問題や一時は県知事が見直しを表明したものの依然として解決しない県立南関高校の統合問題など多くの課題を残しています。さらには、経済低迷下での町税収入の減少や地方交付税の縮減など財政力の弱い本町にとって厳しい状況が続いています。

　このように内外とも厳しい中ではありますが、新年にあたって、本町の生活環境整備や農業、商工業のさらなる振興に努め「暮らしやすく、住み続けたくなる町、住みたくなる町づくり」に全力で取り組む決意でございます。特に、中学校卒業までの児童の医療費無料化などの子育て支援策の拡充や町外者が本町に新築した場合の固定資産税の優遇措置などの新たな制度を設け、定住人口を増やし、町の活性化を図っていく所存であります。

　町の豊かな自然と歴史を財産として、行政と住民が一体となって「住んでよかった南関町」を建設してまいりますのでさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げます。　

　最後になりますが、新しい年が皆様にとりまして幸多い年になりますようご祈念を申し上げ、年頭のあいさつといたします。