【町長室】住んでてよかったと思える魅力ある町に

　新年、あけましておめでとうございます。町民の皆さまには、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお喜び申し上げます。私は、昨年の2月21日の町長選挙で、皆さまの温かいご支援により三期目の町政を担当させていただくことになり、南関町の更なる発展に尽力してまいりました。町民の皆様のご支援、ご協力に厚くお礼を申し上げます。

　さて、昨年を振りかえりますと、鳩山内閣が退陣し、菅内閣が誕生しましたが、菅内閣は尖閣列島での中国漁船衝突事故やそれに伴うビデオ流失問題、閣僚の失言問題などで国民の期待感が薄れ、政権運営が危ぶまれる状況になりました。また、宮崎県で発生した口蹄疫問題や百歳以上の高齢者の所在不明問題などが発生し、不安定な世情でありました。

　一方、町内では、例年にない猛暑日が続きましたが大きな災害もない年でした。町行政では、行政改革の一環として進めてきました保育園の統廃合は、昨年9月に第二保育園と第三保育園を廃止し、第四保育園と統合した「こどもの丘保育園」を社会福祉法人有明中央福祉会が設立しました。また、「中学生までの医療費無料化」や「給食費助成制度」の少子化対策の実施は、定住を促進するうえで町の発展に大きく寄与するものとなっています。特に、町の大きな課題である産業廃棄物処理施設建設問題では、蒲島熊本県知事が住民説明会に出席し協力を求めましたが、住民の不安感を払拭するものはなりませんでした。

　このように、内外ともに日々変化する中ではありますが、新年にあたって、本町の生活環境整備や農業、商工業の振興、福祉の充実に努め、住んでいてよかったと思える町づくりのため、また、これからの時代の進展に即応した魅力ある町づくりのために職員一丸となって努力してまいります。
　町の豊かな自然と歴史を財産として、行政と住民が一体となって「住んでよかった南関町」を建設してまいりますのでさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げます。

　最後になりますが、新しい年が皆様にとりまして幸多い年になりますようご祈念を申し上げ、年頭のあいさつといたします。