【町長室】住んでよかったプロジェクト推進計画を本格化スタート

はじめに、3月11日に発生いたしました東日本大震災により尊い命を亡くされました方々の御冥福を皆様と共にお祈り申し上げます。

3月12日（土）に九州新幹線も全線開業いたしました。九州とりわけ熊本経済の発展に大きく貢献してくれるものと思っております。南関町から熊本市や福岡市までは、通勤・通学の範囲内の時間であり、町としましてもこの利点を活かしたまちづくりを進めなければならないと思っております。南関町におきましては、昨年9月から既に実施している「こども医療費助成制度」と「小中学校給食費補助事業」もございますが、新年度からは「住んでよかったプロジェクト推進計画」として「定住対策」、「少子高齢化対策」を柱とした様々な事業をスタートさせておりますので、情報発信を特に重要視し、今後の町づくりに繋げていかなければと考えております。
それから、県が進めている公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場についてですが、県内のどこかに必要な施設という事は理解できますが、「なぜ南関町なのか」と苦悩が始まり、2度にわたり県に申し入れを行い、住民の皆様とともに、県の説明に耳を傾けてまいりました。その後、県から昨年9月には「クローズド・無放流型」の施設構造による安全対策の発表や、11月には県知事が自ら現地入りした説明会の開催、12月には知事名の公文書による町への回答など、要望への誠意ある対応がなされました。5年間考えに考え抜いた結論として、県が進める産廃処分場の受け入れの意思を3月の議会の場において正式に表明いたしました。今後、県から安全対策等の具体的な約束を取り付け、安全性の保証を確認するための文書も取り交わし、住民の方々の様々な思いについても引き続き、県に要望していきたいと考えております。安全な施設であることを前提として、地域と一体となった処分場の建設が、下坂下、さらには南関町全体の役に立つものとなるよう県に強く要望していく所存です。私の苦渋の思いをご理解いただきますとともに、これまで同様に町政発展のため、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。