【町長室】住んでよかった南関町を目指して

新年あけましておめでとうございます。
町民の皆様には、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

　昨年を振り返りますと、3月11日に未曾有の東日本大震災が発生しました。多くの犠牲者と今もなお避難生活を余儀なくされている人達に、心からのご冥福とお見舞いを申し上げます。また、9月に発生した台風12号は、紀伊半島などで死者・行方不明者が90人を超える平成最悪の台風被害でした。幸いにも本町では、大きな災害はありませんでしたが、改めて自然災害の脅威、恐ろしさが身にしみて感じられました。防災対策の必要性、防災意識の高揚を図っていかなければならないと痛感したところです。
　国政においては、東日本大震災や福島原発事故の復旧・復興や少子高齢化社会のなかで社会保障費確保の課題が山積している状況であります。また、国内経済の状況は、円高による景気低迷が続いており、輸出産業を中心に、大変厳しい状況が続いております。
　一方、本町においては、公共関与型最終処分場の基本協定書を8月9日に熊本県知事・熊本県環境整備事業団・本町の三者で締結しました。今後、地域の生活環境の保全や地域住民の安全確保を町として確認していく必要があります。また、7月に光回線が町内全域に開通したことは、今後の町の発展に大きく寄与するものと思います。さらに、住宅取得等補助金などの南関町定住促進対策「住んでよかったプロジェクト推進事業」を本格的にスタートしました。企業誘致に関しては、12月に群馬県に本社がある産業機械部品製造の（株）茂木製作所と企業進出協定書を締結したところです。
　さて、新年にあたりまして、住民の皆さまの負託にこたえられるよう心機一転して、さらなる町の発展に努めてまいります。町の振興は、南関町総合振興計画により実施してまいりますが、特に農村地域である本町では、中山間地域総合整備事業の推進や福祉・教育の充実、道路整備など多くの課題があります。これらの課題解決を図るには、行政と住民が一体となって取組み、「住んでよかった南関町」を建設してまいりますのでご支援・ご協力をお願い申し上げます。
　最後になりますが、新しい年が皆様にとりまして幸多い年になりますようご祈念を申し上げ、年頭のあいさつといたします。