【町長室】暮らしやすく、住み続けたくなる町、住みたくなる町に

明けましておめでとうございます。住民の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から町政へのご支援、ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
　さて、昨年を振りかえりますと、8月にオリンピックがロンドンで開かれ、なでしこジャパンの活躍などで大いに盛り上がりました。また、パラリンピックでは、本町出身の浦田理恵さんが「ゴールボール競技」で見事金メダルを獲得しました。この快挙は、日本中に生きる希望と勇気を与えたものであり、本町では第一号となる「町民栄誉賞」を贈り、末長く町史に記録していくことにしました。
　日本経済においては、長引くデフレから脱却できず、景気の低迷が続いています。また、国政では、12月に衆議院総選挙が実施され、民主党から自民党を中心とする政権に代わりました。国政の課題は山積していますが、いずれにいたしましてもだれもが安心して暮らせる活力ある日本社会の建設を期待するものであります。
　一方、町内では、「住んで良かったプロジェクト事業」の推進や東部小岱山線の開通、中山間地域総合整備事業では、今工区や墨摺川工区の圃場整備が完了し、南関東地区においても事業に着手しました。また、第四小学校の体育館の改修工事が完了し、第三小学校においても体育館の改修工事に着手しました。国の財政は、危機的状況にありますが、本町では、行財政改革を断行し、経費の縮減を図り、地域振興を図ってきました。
　新年にあたりまして、これまでの事業の総括を行いながら、真に住民の皆さまが必要な事業を展開していく所存であります。また、政策的には「住んでよかったプロジェクト事業」を中心に、福祉や教育、生活環境整備、農業、商工業、教育のさらなる充実に努め「暮らしやすく、住み続けたくなる町、住みたくなる町づくり」に全力で取り組む決意でございます。
　町の豊かな自然と歴史を財産として、行政と住民が一体となって「住んでよかった南関町」を建設してまいりますのでさらなるご支援・ご協力をお願い申し上げます。
　最後になりますが、新しい年が皆さまにとりまして幸多い年になりますようご祈念を申し上げ、年頭のあいさつといたします。