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【町長室】熊本地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます

2016年7月11日

 平成28年4月に熊本地方で発生した地震により、広い地域で想像もできないような様々な被害が発生しております。
 まずは、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された多くの方々に心からお見舞い申し上げます。
 また、救援や復興支援などの活動にご尽力いただいている皆様方に深く敬意を表しますとともに、復旧が1日でも早く進みますことをお祈り申し上げます。

 南関町においては、4月14日午後9時26分の震度4の地震発生後、午後10時15分に災害対策本部を設置し、職員20人を配置しての警戒態勢をとるとともに、避難所4か所の開設を行いました。
 また、4月16日午前1時25分に発生した震度5弱の地震に対しては、1時30分に災害対策本部を設置して、延べ83人の職員を配置しての警戒態勢、福祉避難所を含む避難所9か所の開設、要支援者の避難支援、安否の確認などを行ったところであります。
 この中では、町消防団、自主防災組織、民生児童委員、その他たくさんの組織や団体、地域の皆様方のご支援とご協力があったことを報告いたしますとともに、改めて厚くお礼を申し上げます。

 本町では、幸いなことに、特に大きな被害には至らなかったものの、今後予想される梅雨時期の集中豪雨や台風など、いつどこで発生するかは分からない災害に対応するために、自主防災組織との連携による防災訓練の開催や、総合的な地域防災力の充実、啓発活動の強化を図っていきたいと考えております。
 また昨日は、町の防災に関わる全ての関係機関の皆様のご出席のもとに、平成28年度の南関町防災会議を開催し、これからの対策等を協議したところであります。

 さて、国においては、国民の生活に大きく影響する消費税に関する基本方針の転換が発表されました。
 来年の4月に予定されていた消費増税を2年半後に先送りすることになりましたが、一時的には負担が軽くなるような気はしますが、増税再延期がもたらす社会保障への影響などを考えると、決して安心はできないような状況でもあります。
 税率を10%に上げることで、低所得年金受給者への給付金の充実や子育て支援、保育士や介護士の待遇改善などが期待されておりましたが、国と地方の借金が1,000兆円を超え、先進国で最悪の水準であることからも、現在の国の財政事情、また、現状の税率のままでは、困難なのではないかと考えます。

 このような中で、町の1億総活躍社会の実現に向けての地方創生の取り組みとしては、「南関町人口ビジョン」や「南関町まち・ひと・しごと創生総合戦略」と併せ、総合振興計画や過疎地域自立促進計画を策定して、町の将来を見据えての町づくりを進めており、4月からは、第2期「住んでよかったプロジェクト推進事業」も再スタートしました。
 これまで以上に、町民の皆様方に、住んでよかったと思っていただけるような誇れる協働の町づくりに取り組んでいきたいと考えております。

 また、町では、地方創生の加速化交付金を活用して、民間の方が中心となった「ふるさと応援団事業」が開始されましたが、本事業は、南関町の農産物、特産品の通販を中心に、町の定住・観光情報なども含めて、全国に発信する「ふるさと納税」にも直接繋がる事業として、大きな期待をしているところでありますので、町を挙げて盛り上げていければと思っております。

 町の明るい話題としては、平成27年度に調印いたしました町内誘致企業の大型増設工事が順調に進んでおりまして、冨士ダイス、エイティー九州、荏原製作所の3社が計画どおり、年内に完成するというお話を伺っており、産業の振興、新たな雇用の創出に繋がるものと期待するとともに、今後も、しっかりとした支援を続けていきたいと考えております。
 また、熊本地震の影響で、設立総会を延期されておりましたバンブーフロンティア株式会社についても、6月末に開催されることになり、既に、工場用地の売買契約も締結され、これからの工場建設などの計画を順調に進めていただくとともに、町内各地域での説明会を早期に実施していただけるようにお願いしていきたいと思います。

 もう1社だけ企業の紹介をさせていただきますが、今朝の6時45分頃からNHKで全国放送されました「まちかど情報室」では、生活に役立つグッズやサービスを紹介しているコーナーとして、関外目のプラトムの親会社である株式会社モロフジの「キャッチバッグ」が紹介されました。
 「キャッチバッグ」は、ビニール袋とカップホルダーが一体となったモロフジオリジナルの商品で、飲み物を入れる際の時間を最小限に抑えることができる優れた商品として、国際特許も出願されており、全国や全世界のコンビニ等でも利用されることになるのではないかと期待しているところであります。


 長年の課題の一つでもありました老人ホーム延寿荘の民営化につきましては、4月1日より社会福祉法人「三加和福祉会」に引き継ぐことができましたので、今後とも、入所者の皆さんが安心して暮らしていただけるように、町としても関わっていきたいと考えております。

 今後、町の一番大きな問題・課題になると考えられる役場庁舎・公民館の建替え・改築については、南関高校の閉校・跡地活用などにも関連するとは思いますが、早急に庁舎建設委員会を設置するとともに、住民説明会等を開催し、町民の皆様のご意見やご要望を伺ったうえで、方向性を決定していきたいと考えておりますので、議員の皆様のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
 

 

お問い合わせ

南関町 総務課

電話:
0968-57-8500

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