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【町長室】9月定例会挨拶

2016年12月6日

 皆様、おはようございます。

 本日は平成28年第7回南関町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては大変お忙しい中、御出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げ、議員の皆様並びに町民の皆様に一層のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。

 今年度に入り、熊本県内では、大きな出来事が続いております。まず、4月14日・16日に熊本地方で発生した2度にわたる震度7の地震や6月から7月にかけての梅雨の集中豪雨など、悪い意味で記憶に残るような年になっているように思われます。
 熊本地震においては、県は、先月の30日をもって災害対策本部は解散し、翌日からは、災害警戒本部に移行されていますが、未だに避難所での生活を強いられている方がたくさんおられ、復旧・復興には、まだまだ長い道のりを必要としており、私どもも、今後もできる限りの支援を継続していかなければならないと考えています。

 梅雨の集中豪雨では、南関町でも6月22日には、1日に60ミリを超える時間雨量を3回も記録するなど、平成2年以来の大きな被害が発生しており、激甚災害の指定も受けておりますので、1日も早い復旧に向けて、総力を挙げて取り組んでいるところであります。

 今回の地震や集中豪雨の中では、町消防団、区長、自主防災組織、民生児童委員、その他たくさんの組織や団体、地域の皆様方のご支援とご協力があったことに対し、改めて厚くお礼を申し上げます。今後におきましても、町民の皆様による地域づくりの絆を更に強化して、いかなる難局にも堪えられるよう地域力の醸成に結びつくよう支援していきます。

 また、8月後半から発生している複数の台風においては、関東から北海道では、強風はもとより、想定外の集中豪雨により、たくさんの方が亡くなられ、大きな被害も発生しております。
 まずは、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災地へお見舞いを申し上げる次第であります。
 本町では、幸いなことに、心配しておりました台風12号においても、災害対策本部を設置して、自主避難所4か所の開設は行いましたが、特に、被害は発生しておりません。
 しかし、現在までは台風による被害に至らなかったものの、今後予想される本格的な台風や集中豪雨など、いつどこで発生するかは分からない災害に対応するために、自主防災組織との連携による実効性の高い防災訓練の開催や、総合的な地域防災力の充実、啓発活動の強化を図っていきたいと考えております。
 議員の皆様方にも、今後とも益々のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 さて、国においては、2016年度2次補正予算の経済対策となる第1弾が閣議決定され、9月召集の臨時国会に提出されることとなります。
 本町においても、そのような情報をいち早く入手し、町の特色を活かした事業に活用していかなければならないと考えております。
 このような中で、町の1億総活躍社会の実現に向けての地方創生の取り組みとしては、「南関町人口ビジョン」や「南関町まち・ひと・しごと創生総合戦略」と併せ、総合振興計画や過疎地域自立促進計画を策定して、町の将来を見据えての町づくりを進めており、4月からは、第2期「住んでよかったプロジェクト推進事業」も改めて見直しをして、スタートしたところであります。

 地方創生を進める中では、東京一極集中を止めるために、地方が自主的、主体的な取り組みで自立し、活性化する発想の転換が必要であり、国任せに限界が見え始めた今こそ、自治体と民間の連携、地域間の広域連携を強く推進していかなければなりません。

 本町においては、「バンブーフロンティア事業」や「ふるさと応援団事業」が、異なる分野からの大切な知恵が活かされているのではないかと考えているところであります。
 「南関町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本目標である「地域資源を活かす産業と魅力ある雇用を創出する」に合致するものであり、特に、「ふるさと応援団事業」に関連する「ふるさと応援寄付金」では、全国の人たちに南関町を知ってもらい、応援してもらうための絶好の機会として事業を展開していることから、平成27年度1年間で500万円余りだったものが、7月26日より本格的に動きはじめ、1ヶ月も経たないうちに1千万円を超えるなど、大きな反響が出てきており、昨日までに1300万円余りの応援の寄付を頂いており、町の特産品等を返礼することで喜んで頂いていると確信しています。

 これこそが、民間との連携であり、町民の皆さんを巻き込んだ町づくりとして、南関町と全国の皆さんが繋がることができる事業だと思います。
 今後の町づくりの財源として確保し、全国の皆様の期待と応援に応えていきたいと考えているところであります。

 また、ソフト面として、健康寿命を延ばし、高齢者が元気な町づくりのため、健康体操を推進しています。
 健康増進と介護予防の対策として、町内45か所の集会所において、高齢者自らが企画運営されており、楽しく体操をして、地域の中で引きこもることなく、自分らしく生きる高齢者となれるように取り組み、最終的には、介護医療費の削減はもとより、地域づくりの担い手として生涯現役を目指しているもので、私としましても、住民の方と共に、積極的に進めていきたいと思います。

 このほかの町の動きとしては、前回の議会でもご紹介しました町内企業の増設工事が順調に進んでおりまして、冨士ダイス、エイティー九州、荏原製作所の3社が計画どおり、年内に完成することとなります。
 また、9月7日に酒見議長の立ち会いのもとに工場建設の調印式を行いました橋本製菓につきましては、6億円の資金を投入し、南関高校前に新しい工場を建設していただくこととなりました。
 本件においても、名産品、特産品の開発から、産業の振興、新たな雇用の創出に繋がるものと期待するとともに、今後も、しっかりとした支援を続けていきたいと考えております。

 町の大きな問題・課題でもある役場庁舎・公民館の建替え・改築については、南関高校の閉校・跡地活用などとの関連性も含めて、10月以降に各校区で説明会を開催し、町民の皆様方のご意見やご要望も伺っていきたいと考えております。

 南関高校の最後の体育大会が明日開催されることになります。
 私達も、本校最後の3年生とともに、最終段階に入りました南高伝説の作り手となり、後世に語り伝えられるよう頑張って参りたいと思っておりますので、ぜひ、多くの方のご参加をお願いいたします。

 以上、現在の状況等も少し含めて、お話をさせていただきましたが、今回の議案の提案につきましては、

  1. 平成27年度財政健全化判断比率の状況についての報告について 1件
  2. 南関町工事受益者分担金徴収条例の一部改正について 1件
  3. 平成27年度南関町一般会計歳入歳出決算認定のほか各特別会計の歳入歳出決算認定について 8件
  4. 平成28年度一般会計補正予算のほか各特別会計の補正予算について 6件
  5. 有明広域行政事務組合規約の一部変更について 1件

を提案しております。

 特に、平成28年度一般会計補正予算は、災害復旧工事費(農災・公共災)の計で626,848千円、災害関連として、農業用施設改良費補助金11,150千円と道路維持補修及び工事費として20,000千円、ふるさと寄付金基金積立金として15,100千円などを増額し、一般会計の総額を7,005,855千円としているところであります。

 ご審議のうえ、ご承認賜わりますようお願い申し上げまして定例会開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

 

 

お問い合わせ

南関町 総務課

電話:
0968-57-8500

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