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もっと住みやすい協働のまちづくりを!(南関町長新年あいさつ)

2018年1月19日

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様には、ご家族お揃いで希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶びを申し上げます。

 

 昨年、南関町は、比較的災害が少ない穏やかな年であったように思いますが、福岡県朝倉市など、局地的な集中豪雨により大きな被害が発生しました。

被災された方々へ心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を願うものであります。

 

 さて、国においては、秋に衆議院解散総選挙が実施され、自民公明の連立与党が引き続き政権運営を担われることとなりました。
 国会では、北朝鮮をはじめとするアジア諸国との国際情勢や憲法改正問題、消費税増税の問題など、難題が目白押しであります。
 中でも、国民生活に直接関係する年金や介護、医療、子育てなど社会保障の問題は、特に実現してほしいと願うところであります。
 また、1億総活躍社会の実現に向けた地方創生の動きの中、本町においても、南関町にしかできない特色を活かした事業を展開しています。

 

 地域防災については、第2校区において、町主催の防災訓練を実施し、自主防災組織などのご協力のもと、災害時の情報伝達や避難体制の確認、問題点の改善を行いました。また、(株)ゼンリンと「総合防災マップ協働発行に関する協定」を締結し、防災・減災対策やハザードマップなど皆様の暮らしに直接役立つ情報を提供することとしたところであります。
 今後も、いつどこで発生するか分からない災害から皆様方の安全・安心な暮らしを守るために、しっかりとした対策を図っていきたいと考えております。

 

 産業面においては、「南関町加工品開発センター」建設を進めております。完成後は、町の米や野菜、特産品などを活かした新しい加工品が開発され、ふるさと納税の返礼品や通販の品物として活用されるとともに、町内の商店でも広く販売されることを期待しており、「チームなんかん」として更なる事業展開を積極的にバックアップしていきたいと考えております。

 

 町内企業の工場新増設については、1月に冨士ダイス(株) 熊本製造所の増設、2月には、(株)荏原製作所 熊本工場の増設および(株)荏原フィールドテック 九州工場の新設、5月には、地場企業である(株)橋本製菓の工場移転・新設、8月には、エイティー九州(株)の第2鋳造工場が竣工するなど、いずれも大型の投資をしていただき、産業の振興と町の活性化にも大きな役割を果たしていただいております。
 また、山の再生と孟宗竹などを活用したバンブーフロンティア事業については、工場の完成が少し遅れてはおりますが、バンブーフロンティア(株)、バンブーマテリアル(株)の2社が来月に竣工する予定であるとお聞きしており、すでに、町内では竹の買い取りも始まっているところであります。
 このような順調な企業の動きもあり、町税の合計は、27年度決算額で10億7千3百万円であったものが、28年度決算額では11億5千5百万円と、7.6%の伸びとなっており、今後もしっかりと支援を続け、安定した町税収入を確保していきたいと考えております。
 「住んでよかったプロジェクト推進事業」は、さらに充実を図った結果、効果が出始めており、小学校4校の児童数は、昨年4月で390人だったものが、本年4月には416人となり、平成35年4月には430人になると推計されており、明るい話題の一つであると思います。
 昨年4月からは、「幼児英語教育事業」を開始し、0歳から英語に触れることで小学校からの英語教育につながり、将来の社会生活にも役立つことと思います。
 また、「ファミリーサポートセンター事業」の登録者も少しずつ増加しており、安心して働ける、生活できるための援助としての役割が果たせるものと思います。

 

 4月から本格運行を開始しました「乗り合いタクシー事業」も好調でありまして、現在、約1,400人の方に登録いただき、地域公共交通の一助として、月に600人近い方にご利用いただいております。
 本年1月からは、更に土曜日の運行や運行時間の延長など、利便性を高めますので、ぜひご利用いただきたいと思います。

 

 また、役場庁舎などの整備については、南関高校跡地を活用したコンパクトシティ構想として進めておりますが、この秋、現在の状況を「南関町庁舎等建設基本計画 概要版」として町内の全世帯へ配布しました。
 今後は、熊本県からの無償受譲に向けた手続きを進めるとともに、安全・安心で町民の皆様からも愛される施設の建設を目指します。

 

 スポーツ面では、5月の第11回全国スポーツクラブ会議、10月のイートRUNランらん、いす-1グランプリ熊本南関大会と、幾つもの全国規模の大会等を開催することができました。
 本年1月には、東京オリンピック、パラリンピックの周知活動を含めたシンポジウムが山梨県、高知県、南関町の3か所で開催される予定であり、市町村での開催は南関町のみであり、中学生等も含めた内容として、町の特色を活かそうと考えております。

 

 今年も私自身、トップセールスを含め全力を尽くす所存でありますので、住民の皆様方と行政の協働によるまちづくりをめざす「チームなんかん」として、皆様方のご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、南関町の更なる発展と今年が皆様にとって素晴らしい年になることをご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

 平成30年1月1日 佐藤 安彦

 

 

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南関町 総務課

電話:
0968-57-8500

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