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【町長室】新年度挨拶

2018年4月2日

 花冷えの時節でございますが、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 私ごとで申し訳ありませんが、2月に執行された町長選挙におきまして、町民の皆さまの信任をいただき、2期目の当選を果たさせていただきました。

 今回は、無投票であったということからも、責任の重大さを痛感いたしているところであり、引き続き、全力で町政運営に取り組ませていただきますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

 

 さて、国においては、森友学園の問題で大きな局面を迎えておりますが、全国的な人口減少や少子高齢化に対応するための1億総活躍社会の実現に向けた地方創生の動きが続いており、「今、日本を何とかしないといけない」という思いと、都市部も地方も共に「意識改革」をしなければならないことが重要な視点となっているのではないかと思います。

 このような中で、南関町では、地方創生の動きを活かした南関町にしかできない特色がある事業を展開しているところであります。

 

 平成28年度から、地方創生加速化交付金を活用してふるさと応援団支援事業を実施し、寄付金額も27年度の530万円から28年度は9,400万円に増加し、29年度は、1億円の大台に突入したところであります。

 また、29年度は、地方創生拠点整備交付金として約5,000万円を活用して、南関町加工品開発センター建設事業に取り組み、3月28日に竣工式を開催し、新年度からは、町内の米や野菜、特産品などを使った新しい加工品を開発し、6次産業化も含めた産業の振興に繋げたいと考えております。

 

 両事業とも、農家や商業者など多くの町民の皆さんと連携した町全体の事業であると考えられるため、地方創生のモデル的なものであると思います。

 今後も、産業面に限らずに、町民の皆様の暮らしに役立てられるような事業ができればと考えております。

 

 3月16日の熊本県議会最終日には、役場庁舎などの建設も含めたコンパクトシティー構想を進めるために、どうしても必要となる旧南関高校の校舎、土地などの無償譲渡に向けた議案を議決いただき、いよいよ南関町の所有するところとなります。

 町では、既に基本計画・基本設計が出来上がりましたので、30年度は、道路整備計画や実施計画に取り掛かることになりますので、町民の皆様にも広く周知できるような形で事業を進めていく必要がありますし、皆様方が、安全、安心で親しんでいただけるような施設整備にしなければならないと考えております。

 

 「住んでよかったプロジェクト推進事業」は第2期事業となっており、昨年からは、新たに町内の3園と子育て支援センターで開始した「幼児英語教育事業」や「ファミリーサポートセンター事業」などを開始しました。

 様々な事業を継続していることで小学生の児童数が今年度から増加に転じるなど、一定の効果も出てきておりますが、増え続けている空き家等の対策や町内企業で働く人が不足するなど、行政と住民、事業所などとの連携が必要なことも現れてきておりますので、これまで以上に情報交換の場を設け、協働のまちづくりに繋げなければならないと思います。

 

 安全、安心なまちづくりについては、昨年11月に株式会社ゼンリンとの「南関町総合防災マップ協働発行に関する協定」を締結し、防災減災対策やハザードマップなど、町民の皆様の暮らしに直接役立つ情報を提供することとし、3月末には、町内の全世帯に配布したところであります。

 今後も、いつどこで発生するか分からない災害等から町民の皆様方の安全・安心な暮らしを守るためにも、それぞれの地域で総合防災マップを活用した安全対策を図っていただきたいと考えております。

 

 町内企業の工場増設等につきましては、昨年は、南関町で初めてというような大型増設が続きましたが、年1回実施している企業の皆様へ対するアンケート調査では、設備投資を行いたいとの回答が多く出されており、私自身も、3月19日から21日まで状況し、町内立地企業の東京本社を訪問させていただき、さらなる増設等の情報を伺いましたので、この機会を大切にしなければならないと考えております。

 そのためにも、企業側が求められておられる働く人の確保が重要であり、近隣市町との連携や外国人労働者の誘致など、新しい取組が求められていますので、企業側の要望に応えられるような早急な検討を進めていきたいと思います。

 

 また、バンブーフロンティア事業については、2月11日に200人を超える方のご出席の中で竣工式が盛大に行われました。今後は、最大の課題でもある安定的な竹の集積や関係市町との調整など、行政として連携が必要な業務を支援できればと考えております。

 町としましては、産業の振興や新たな雇用の創出に繋げるためにも、今後も、私のトップセールスも含めて、しっかりとした企業支援を続けていきたいと考えております。

 

 また、29年度は、スポーツ面において、幾つもの全国規模の大会等を開催することができました。5月の第11回全国スポーツクラブ会議、10月のイートRUNランらん、いす-1グランプリ熊本南関大会、2月の2020東京パラリンピック教育啓発事業と続きましたが、30年度においても引き続き、町外からのご参加を働きかけるとともに、何と言っても町民の皆様に楽しんでいただけるような催しにしていきたいと考えております。

 

 また、いよいよ来年は、金栗四三さんを主人公としたNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」が放映されることとなりますが、現在、玉名市、和水町との大河ドラマに対応するための地域振興協議会を設立しての各種事業を進めており、南関3小では「RUNNER・人生を変えた十二キロ」というDVDも制作されましたので、町全体の動きに繋げていければと思います。

 

 このほかにも、新しい国保制度が30年度よりスタートしますし、圃場整備の推進と集落営農組織の設立、コミュニティー・スクールの充実など、大きな事業への取り組みも進めていかなければなりません。

 私自身も、まちづくりのためのマニフェストとして、難関突破18策を作成しての更なる町の発展に繋げていきたいと考えております。

 

 本年度もよろしくお願いします。

 

 


平成30年4月2日  
南関町長 佐藤 安彦

 

 

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南関町 総務課

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